集客・営業

「収納改修」を知らない人は、何と調べる?|相談の言葉をページに残す

チョクウケ集客ノート 第10話

「収納改修の事例」と書かれたページを見て、高橋さんが首をかしげます。先日聞いた相談は「洗面台の下の物が取り出しにくい」でした。同じ話をしているつもりでも、お客様が最初から「収納改修」と呼ぶとは限りません。

今回は、実際の相談で使われた言葉と、店のページの言葉を一件分だけ照らし合わせます。検索順位を予測する作業ではありません。読む人が自分の困りごとだと気づける入口を探します。

※登場する店と相談は架空の教材です。実際の相談記録を使うときは、氏名などの個人情報を公開用の文に移さないでください。

言い換えの前に、元の相談を確かめる

相談メモから、実際に言われた短い表現を抜き出します。記憶だけなら「たしかこうだった」と記し、確認済みの引用として扱いません。似た悩みを想像して十個の検索語を増やすより、一件の言い方と現在のページを比べるほうが始めやすいでしょう。

確かめること

この教材での記入例

お客様の言い方

洗面台の下の物が取り出しにくい

店のページにある言葉

収納改修、洗面化粧台の施工事例

今あるページで答えていること

施工写真と工事後の収納の様子

まだ書かれていないこと

何に困って相談したか、どこまで確認して対応したか

この表の最後を「交換できます」に飛ばさないことが大切です。工事の可否や方法は、現場の状態で変わります。ページに足す候補は、まず「洗面台の下の物が取り出しにくいという相談を受け、収納の使い方と周囲の状態を確認しました」のような、確認できる範囲の説明です。実際の事例に使うなら、相談記録と掲載許可、工事内容を照らしてください。

一つのページに、読む人の言葉と店の言葉を置く

専門用語を消す必要はありません。工事の種類を探す人もいます。ただ、見出しも本文も店内の呼び方だけだと、初めての人が「自分のことだ」と判断しにくい場合があります。見出しで困りごとを示し、本文で工事や確認内容を説明すると、二つの言葉がつながります。

例えば、ページの見出しを「洗面台の下が使いにくいときの収納の相談」にするなら、本文には「現場を確認して、交換・調整など対応できる範囲を判断します」と条件も添えます。実際の店が受けられない相談まで広げないよう、第3話で整理した地域・工事条件と同時に確かめます。検索されそうな言葉を見出しへ詰め込むだけでは、相談の案内として弱いままです。

漫画で振り返る今回の一件

高橋さんが持ってきた相談メモには「奥の物が取り出しにくい」。小野さんがページの「収納改修」と並べると、同じ話でも入口の言葉が違うと分かります。見出しを直した後も、森川店長は施工できると決めつけていないかを確認します。

まず一ページを選び、実際の相談の言葉がどこにあるか探してみてください。なければ、確認できた困りごとを一文だけ足す。公開前に工事の可否や地域の条件を担当者と見直す。その順序なら、言葉を合わせるために約束を増やさずに済みます。

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