施工後の写真に何を書き添える?「うちも頼めそう」が伝わる説明文
チョクウケ集客ノート 第4話

施工事例の写真の下に「壁紙を張り替えました」と書く。工事の内容は伝わりますが、部屋全体を張り替えたのか、一面だけなのかはわかりません。壁の一面だけを直したい人には、そこが知りたいところですよね。
ホームページの施工事例を更新するなら、変えた所と、そのまま残した所を写真の下に書き添えるところから始められます。写真を増やさなくても、自分の相談に近い工事かどうかを判断する材料が増えます。
第3話では、どの地域から相談できるかを案内しました。今回は、相談できる仕事を実際の工事内容で伝える段階です。小野さんは、高橋さんが持ってきた写真を施工事例のページに載せようとしています。
このシリーズの職場、漫画、本文の施工例は、説明のために作った架空の場面です。実際の施工写真や、お客様との会話ではありません。

写っている範囲と、工事した範囲を分ける
打ち合わせスペースの写真には、青い壁、天井、床、テーブルが写っています。現場を知らない人が見たら、この部屋を丸ごとつくり直した事例にも見えます。
そこで、写真と施工記録を並べます。今回張り替えたのは、正面の壁一面。天井や床には手を加えず、家具も以前から使っていたもの。このように確認できれば、説明文に書く範囲が決まります。

工事名だけなら、こう書けます。
壁紙の張り替えを行いました。
そこに範囲を足すと、次のようになります。
打ち合わせスペースの正面の壁一面を張り替えました。天井・床・家具は、そのまま使っています。
これなら、部屋の一部を変えた事例だとわかります。家具を買い替えずに壁だけ変えたい人も、自分の相談に近いか考えやすくなりますね。
残したものをすべて列挙する必要はありません。たとえば天井が写っていない写真なら、「床と家具は、そのまま使っています」だけでもよさそうです。写っているもののうち、工事したと思われそうな所を補います。
選んだ理由は、確認できたときだけ添える
範囲に加えて、なぜそうしたのかがわかると、同じ希望を持つ人に伝わることもあります。先ほどの架空例で、お客様がテーブルを残したいと希望していたと確認できたなら、こう続けられます。
お客様が残したいと希望したテーブルに合わせ、壁紙の色を選びました。
「既存の家具を残して、部屋の印象を変えたかった」という事情が見えてきます。ただし、写真からお客様の希望まで読み取ることはできません。色が合っているからといって、こちらで理由をつくるのは避けたいですね。
相談メモや担当者への確認で理由がわからなければ、工事範囲の二文で止めて十分です。「お客様のこだわりを実現しました」と広くまとめるより、確かめたことだけを載せたほうが、何をした事例かは伝わります。
反対に、「壁紙は青色です」と写真からわかる情報だけを足しても、頼める仕事の説明は増えません。色名を知らせたい事情がある場合を除き、写真だけではわからない範囲や経緯を優先します。
一枚分を書いて、初めて見る人に読んでもらう
書き出しに迷ったら、この形をたたき台にしてください。
[場所]の[今回変えた範囲]を[どう変えたか]。[残したもの]は、そのまま使っています。
空欄を全部埋めるために話を足さず、担当者や記録で確認できる部分だけ使います。説明が長くなるなら、最初の二文に工事範囲を残し、詳しい経緯をその下の本文へ移します。スマホで写真と説明を続けて読める長さにしたいですね。
書けたら、その現場を知らない社員に写真と説明文を見てもらいます。「どこを変えた工事だと思いますか」と聞けば、伝わり方を確かめられます。違う範囲を想像されたら、工事箇所の言い方か、写真のどちらを直す必要があるか考えます。

ここで書いたのは、その現場で行ったことです。部分的な工事の事例があるからといって、「どんな小さな工事でも対応します」とは広げません。今受けられる地域や工事の条件があるなら、相談先の案内に分けて添えます。
まずは掲載中の写真を一枚選び、説明文を二文だけ書き直してみてください。写真を撮った担当者に「変えた所と、残した所はここで合っていますか」と確認できれば、載せる内容を絞れます。
写真の説明を整えても、お客様が相談前に何を迷っていたかまではわかりません。次のテーマは「お客様の声」です。「満足です」のひと言から、どんなことを確かめたくて相談したのかを聞く一問を考えます。
Polyzmでは、ホームページに載せる情報の整理も含め、集客の仕組みづくりを支援しています。実際の写真に添える説明で迷ったら、掲載中のページとあわせてご相談ください。