集客・営業

施工事例に料金の目安を書くなら、何を含むか先に示す

チョクウケ集客ノート 第20話

登場人物紹介

洗面台まわりの施工事例に、料金の目安を載せたい。小野さんはページの下書きを開きますが、手元の金額が「この現場でかかった費用」なのか、「これから相談する人向けの目安」なのかが分かりません。同じ数字でも、読み手が受け取る意味は変わります。

この回で作るのは金額ではなく、金額を載せる前の確認欄です。実際の店の価格や施工範囲を示す記事ではありません。

※架空のリフォーム店を使った教材です。費用、工事可否、受付条件は各社の実際の記録と運用で確認してください。

「この事例の費用」と「次の相談の目安」を混ぜない

過去の一件にかかった費用は、その現場の条件と結びついています。別の家でも同じ金額でできる、と約束するものではありません。まず高橋さんが最終の見積書・施工記録で対象作業を確かめ、森川店長が今も同じ仕事を受けているかを確認します。

小野さんは、次の四つを下書きの横に書きました。

確認欄

この教材で確かめること

金額の種類

過去の事例の確定費用か、現在の受付用の目安か

含む作業

商品、取付、既存品の撤去など、記録で確認できた範囲

含まない作業

別料金となる作業があるか。推測で列挙しない

変わる条件

現場の寸法や設備の状態など、確認後に判断する点

「工事一式」とだけ書くと、どこまで含まれるのか分かりません。反対に、確認していない作業を細かく並べれば、別の誤解が生まれます。空欄は埋めず、確認先を残します。

価格を載せる場合の文面を、条件から作る

この教材では、まだ公開できる金額の根拠がそろっていません。そこで数字を仮に置かず、次の形まで作って担当者へ渡します。

この事例の費用:〔最終記録で確認した金額〕。含む作業:〔記録で確認した作業〕。現場の状態によって追加の確認が必要な点:〔担当者が確認した条件〕。別の現場の費用は、内容を確認してからご案内します。

掲載額が税込みかどうか、いつの費用かも確認欄に入れます。ここが決まらないなら、料金欄の公開を保留して、事例で扱った困りごとと施工内容だけ先に確認する選択もあります。「要見積もり」の一言で終わらせず、どの情報を受け取ってから次の案内をするのか、実際の受付手順に合わせて書きます。

漫画で振り返る今回の一件

第20話の漫画

小野さんは金額欄を急いで埋めず、確認済みの範囲と確認待ちを分けました。森川店長が受付条件を、高橋さんが施工記録を確認してから文面を決めます。

自社の事例に金額を載せるなら、一件だけ開いて「この額が何を含むか」を説明できるか確かめてください。説明できない箇所は、安易な目安に直す前に記録と担当者へ戻します。

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