集客・営業

「水まわり対応」に、困りごとを一つ添える|何を相談できる店か伝える

チョクウケ集客ノート 第2話

小野陽菜(おの ひな):受付・発信担当の若手。森川真紀(もりかわ まき):店長で二人の上司。高橋航平(たかはし こうへい):現場・営業担当で陽菜の先輩。

ホームページの紹介文が「水まわりリフォーム対応」だけになっている。洗面台の相談も受けているのに、それが初めて見る人に伝わるか、少し気になる。そんなときは、今の紹介文に困りごとを一つ添えてみます。

例えば「洗面台の下の収納が使いづらい」という相談です。わかりやすく書こうとして、工事の方法まで約束してしまわないようにしたいですね。

※漫画と会話は、架空のリフォーム店を舞台にした教材です。実際のお客様の事例ではありません。

小野さんが「収納だけ交換できます」と書いた案を見せ、森川店長が「どの現場でも、そう言える?」と確認する

工事の名前だけでは、自分の困りごとと結びつかないことがある

第1話では、最近の相談を一件振り返りました。この店で残ったのは「洗面台の下の収納が使いづらい」という相談のメモです。

店側には、水まわりの仕事に含まれる相談だとわかります。でも、ページを読む人も同じ分類で考えるとは限りません。「リフォーム」と聞いて洗面台全体の交換を思い浮かべれば、収納の使い勝手だけを相談してよいか迷うこともあります。

そこで、今ある紹介文に具体的な困りごとを一つ添えます。この架空の店が、洗面台の収納について相談を受けている場合なら、例えばこう書けます。

水まわりリフォームに対応しています。洗面台の下の収納が使いづらい、といったご相談も受け付けています。

何もかも書き直す必要はありません。仕事の範囲を示す「水まわりリフォーム」を残し、その中に自分の悩みが入るか判断できる例を足します。

使う例は、実際の受付内容から選びます。相談の数が多いものでも、これから受けたい仕事でも構いません。ただし、掲載した後に受け付けられることを、担当者と確認しておきます。過去に一度対応したからといって、今も同じ条件で受けられるとは限らないためです。

「相談を受ける」と「その方法で直せる」を分ける

漫画の小野さんは、メモを見て「収納だけ交換できます」と書きました。短くて具体的ですが、ここには別の約束が入っています。収納だけの交換で対応できる、と工事の方法まで決めているんですね。

この店では、相談を受けてから設備の状態などを確認し、対応方法を考えることにします。その運用なら、紹介文で先に工事を決めず、確認の流れを続けて書くほうが実態に合います。

洗面台の下の収納が使いづらい、といったご相談も受け付けています。対応できる内容や工事方法は、設備の状態などを確認したうえでご案内します。

前半で「この困りごとを話してよい」と伝え、後半で「工事方法は確認後に決まる」と説明しています。「場合によります」だけを付けるより、何がまだ決まっていないのかが見えます。

もちろん、どの店もこの文面でよいわけではありません。洗面台全体の交換だけを受けていて、収納部分だけの工事は受けていないなら、その範囲を先に書きます。

洗面台全体の交換についてご相談を受け付けています。収納部分のみの工事は扱っていません。

相談を広く呼びかけた後で断るより、最初から受付範囲がわかる案内にしたいです。現地確認が有料なら、その条件も相談の案内から確認できる場所に載せます。「相談できます」という一言から、無料で何でも調べてもらえると受け取られないかも確かめます。

小野さんが「収納の使いづらさをご相談ください」と書き直し、高橋さんが「隣町の人も相談できる?」と読む

自社の紹介文に、一文だけ足してみる

まず、自社のページにある「水まわり対応」などの案内を一つ選びます。その横に、受け付けられる困りごとを一つ書いてみてください。第1話のメモがあるなら、それを材料にできます。

書けたら、実際に相談を受ける人と一緒に読みます。「この相談は今も受けられるか」「確認前に工事方法や結果を約束していないか」「受付に条件があるなら、読む人が見つけられるか」。この三つを確かめ、合わない部分を直します。

困りごとの例は、一つからで十分です。たくさん並べる前に、その一つを見た人が「うちのことも話してよさそう」と判断できる文になっているかを見ます。

今回作った一文で、何を相談できる店かは少し具体的になりました。次に確かめたいのは、どこに住んでいる人まで相談できるか。第3話では、この案内に対応エリアを添えます。

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