集客・営業

リフォームの問い合わせ欄に記入例を添える|工事が未定でも書き始めやすく

チョクウケ集客ノート 第6話

小野陽菜(おの ひな):受付・発信担当。森川真紀(もりかわ まき):店長。高橋航平(たかはし こうへい):現場・営業担当。

自社サイトの問い合わせフォームに、「ご相談内容」という大きな空欄がある。何を書けばよいか、お客様に任せきりになっていないでしょうか。

工事が決まっていない段階から相談を受けているリフォーム店なら、その欄のそばに短い記入例を置いてみてください。「直したい場所と、今困っていることを書けばいい」と分かると、最初の一文を考える手がかりになります。

前回は、依頼前にお客様が迷っていたことを聞き、案内に生かす話でした。今回は、相談しようと思った人が実際に文章を書く場面です。小野さんと高橋さんが、自分たちのフォームを見直します。

「お気軽に」と案内する高橋さんに、小野さんが工事未定なら何を書けばよいかを尋ねる漫画。

※漫画の職場と、本文の相談・記入例は架空の説明例です。

「詳しく」では、どこまで書くかが分からない

洗面台の下の収納が使いづらい。でも、収納だけ変えられるのか、洗面台ごと替えるのかは分からない。そんな人が「工事内容を詳しくお書きください」と読むと、商品名や寸法まで調べてから送るものだと受け取るかもしれません。

お店が最初に知りたいのは、工事の方法でしょうか。それとも、どこで何に困っているかでしょうか。後者で相談を受けられるなら、案内もそこまで具体的にします。

直したい場所と、今困っていることをお書きください。工事の方法や商品の種類は、まだ決まっていなくてもご相談いただけます。

この文例は、工事未定の相談を受けられるお店向けです。特定の工事や商品だけを扱う場合は、その受付範囲に合わせて直します。「相談できる」と書く範囲を広げすぎないことも、お客様が送る先を判断するために必要です。

困りごとから書き始められる記入例を、一つ置く

案内の下には、実際の書き方を載せます。たとえば、こんな文章です。

記入例:洗面台の下の収納が使いづらく、奥の物を取り出すのに困っています。収納だけ変えられるのか相談したいです。寸法や希望の商品は、まだ分かりません。

場所、困っていること、相談したいことが伝わります。「分からない」と書いてあるのも、この例の一部です。お客様が工事の方法を決め終えていなくても、相談を始められることを示しています。

小野さんはスマートフォンで入力欄を開き、高橋さんにお客様役を頼みます。案内を読むだけでなく、実際に一文を書こうとしたときに迷わないかを試すためです。

小野さんがスマートフォンで記入例を試し、お客様役をした高橋さんが受付側から困っている場所が分かるかも確かめる漫画。

例文は、入力欄の外に置きます。文字を打ち始めると消える表示だけでは、途中で見返せません。スマートフォンで少し入力して、例を読み直しながら続けられるかも確認してください。

読みながら自分の状況に置き換えられればよいので、細かな経緯まで詰め込む必要はありません。実名、電話番号、詳しい住所も、記入例には入れなくて十分です。

受付に必要な情報と、後で聞ける情報を分ける

記入例に型番、幅、奥行き、予算、希望工期まで並べると、全部そろわないと送れないように見えます。お店側が後で知りたいことを、そのまま最初の記入条件にしていないか確かめたいですね。

相談を受ける担当者に、作った例文をそのまま渡してみます。「この情報で届いたら、次に何を確認するか」を考えてもらうと、最初から必要な項目も見えてきます。

対応エリアの確認に市区町村が欠かせないなら、必要だと分かるように案内します。第3話で整理した地域の条件ともそろえます。住所の専用欄がすでにあるなら、相談欄で同じことをもう一度書いてもらう必要はあるでしょうか。

写真が受付に必須の相談なら、提出方法も含めて案内します。一方、相談を受けてから必要な写真を頼める運用なら、初回に添付がなくても進められることを示せます。項目を減らすこと自体を目標にせず、実際に受け付けられる条件に合わせます。

相談を受けた後の案内まで、担当者と確かめる

「未定でも相談できる」と「すぐに金額が分かる」は別です。見積もりに現地確認が必要なら、その流れも実際の運用に合わせて短く添えます。文例だけを変えて、届いた相談に「工事を決めてから連絡してください」と返すことになっては困ります。

記入例を読んだ小野さんが今困っていることから書けると確かめ、高橋さんも案内を見直す漫画。

記入例だけで問い合わせが増えるとまでは言い切れません。それでも、空欄を前に何を書こうか考える人へ、書き始める手がかりは用意できます。まずは一つ作り、受付担当者と確認してからスマートフォンで入力を試してみてください。

相談が届いても、すぐに答えが出せない日もあります。続く第7話では、最初の返信で「次の連絡日時」を伝える書き方を扱います。

Polyzmでは、ホームページに載せる情報の整理から集客の仕組みづくりまで支援しています。フォームの案内で迷ったら、現在のページとあわせてご相談ください。

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